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フェリックス・ティオリエ写真展-世田谷美術館- [art]

世田谷美術館で開催されている「フェリックス・ティオリエ写真展」-いま蘇る19世紀末ピクトリズムの写真家-に行ってきました。
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写真という新しい技術が発明されたのは、1826年、フランスのニエプスと言われています。
写真黎明期には、いかに絵画のように撮るのかといった「絵画主義的写真」ピクトリズムが追求されていました。
フェリックス・ティオリエは、そんな写真黎明期の作家です。
ただし、1980年代の初頭まで、彼の存在は知られていなかったようです。彼の子孫のある少年が、人知れず保存されていた数千枚の写真を偶然見つけなければ、長い間の膨大な仕事は、歴史の中に埋もれたままになっていたとのことです。
1986年にニューヨーク近代美術館に紹介され、1998年にはオルセー美術館のコレクションに一部が加わりました。

彼の手による風景写真は、静謐で、深く心に沁み込むような味わいがあるものでした。
また、当時開発されたばかりのカラー写真「オートクローム」の作品も数点、公開されています。淡い色彩のカラー画像は、新鮮でした。

展覧会会場の世田谷美術館は、1986年開館。建築家内井昭蔵氏の代表作であり、1988年に選定された「公共建築100選」にも選出されている。
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現在、公開中の世田谷の展覧会。さざえさんは、是非、行きたいところ。
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収蔵品からの展覧会「建畠覚造」氏の作品もよかったです。(こちらは、9/5まで)
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暑い日でしたが、世田谷美術館のある砧緑地の木陰は、爽やかな風が吹き抜けていました。
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お花畑のバラ
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砧から最寄り駅「用賀」までの道は、綺麗に整備されていて散歩するのも楽しい通りです。
「王と后の椅子」
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水辺は、子どもたちの格好の遊び場です。
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用賀駅に到着!
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ここには、とんかつ茶漬けの名店「すずや」があります。かつては、渋谷や三軒茶屋にもありましたが、今は、新宿本店とここ用賀店しか知りません・・・。
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日本で、フェリックス・ティオリエが本格的に紹介されるのは、初めてとのことです。
展覧会は、7/25まで開催されています。


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