世界報道写真展2011　+α：カレイドスコープ　-ｐｈｏｔｏ　ｍｅｓｓａｇｅ-：SSブログ

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東京都写真美術館で開催中の「世界報道写真展2011」へ。
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1359.html

2010年に世界中で撮影された報道写真を対象とした毎年開催されているコンテストの受賞作の数々です。今年の応募総数は125の国と地域、5691人の写真家の10万8059点の作品だとのこと。
45の国と地域、約100都市を巡回する写真展です。

世界中で今でも起こっている戦争、事件、災害、飢餓、自然、そしてスポーツ、人々などの生の情景の中には、思わず目を背けたくなる衝撃的な作品もあります。
これからご覧になる方は、心の準備をしてからの観覧をお勧めします。（子供にはツライ作品もありますので・・・）
事実をちゃんと受け止めて、そこで何を感じるのかが大事なのだと自分に言い聞かせながら必死に拝見させていただきました。

過去に大賞をとった写真家の中で、昨年取材中に命を落とされた方もいらっしゃるようです。
今年は、受賞作の他にも、東日本大震災の爪痕を、世界の写真家の方々が撮影した作品を、スライド上映、ｉ-Padを使った展示で見ることができます。
「世界報道写真展2011」は、今週末8/7までの開催です。

「東京都写真美術館」には、3つのギャラリーがあります。他の2つも見てきました。

3Fでは、コレクション展「こどもの情景-こどもを撮る技術」を。
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1351.html

こちらは、3回シリーズの2番目の企画。
前半は、写真が登場した時点の瞬間を切り取ることができなかった時代にいかに子供を撮影していたかを実写真を交えて詳しく紹介しています。
後半は、世界の写真家の代表作とその写真家が撮影した子供の情景という構成です。
カルティエブレッソンの「サン・ラザール駅」や、キャパの「ノルマンディ上陸」などの20世紀のマスターピース作品も見ることができます。
最後のコーナーには、写真スタジオが設置されていて、そちらでは写真撮影ＯＫです。
ライティングによって写真がいかに変容するかを実体験できます。お子様も一緒に楽しめる展示会です。カメラ持参でどうぞ。係の方が写真も撮ってくださるので、家族の集合写真も撮影できますよ。

ライティングを変えて撮ってみました。ライティングの重要性を実感できます。

2Ｆの展示室では「江成常夫写真展-昭和のかたち-」を。
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1382.html

昭和という時代の中で、戦争という歴史を1.鬼哭の島、2.偽満州国、3.シェオハイの満州、4.ヒロシマ、5.ナガサキの5つのテーマで辿る写真の数々です。