田中保氏、中々、端正なお顔です。
日本への帰国を切に願った田中保、パリ留学の日本人画家たちとは、反りが合わず、皆が戦争で帰国する中、パリに留まり、戦争終結前にパリで客死なさいました。シアトルへ渡航してから、一度も日本の地を踏むことは叶わずでした。エリート画家の日本人画家と叩き上げの田中、パリでは、田中の方が評価されてたようなので、日本画壇の閉塞した世界と馴染めなかったのかもしれませんね。ある種の悲劇です。そんな日本画壇、後に藤田も裏切られ、日本を去ることになりました・・・。
若手アーティストの紹介プロジェクトは、高橋銑氏。
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