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「尾辻克彦×赤瀬川原平-文学と美術の多面体-」展へ [文学館]

町田市民文学館で開催中の「尾辻克彦×赤瀬川原平-文学と美術の多面体-」展へ
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20140729084609197.html
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訪問したのは、11/30。
空は晴れ渡っていたけれど、ひと雨あったのか、葉に水滴が輝いていました。
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近所の世田谷八幡宮では、
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七五三!
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銀杏の黄色い絨毯が境内を覆っていました。
この境内、銀杏の実を取る方へのご作法の立て看板がおかしかった。
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町田へ移動して、町田市民文学館へ!
前に、版画美術館を訪問した時、前を通っているはずだけれど、気付かなかった施設でした。
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2Fの展示室へ向かう途中の階段に、赤瀬川さんのご自宅、「ニラハウス」!
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さて、展覧会。
尾辻克彦としての文学、赤瀬川原平としての美術、双方の流れを辿ることのできる大回顧展な内容でした。
展示会が始まったのが10/18、10/26に亡くなられた原平さん。
展覧会の内容に関して、ご婦人を通して原平さんの協力もあったそう。
広範な活動の中で、最後の作品といえる展覧会かもしれません。
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中は、基本的に撮影不可ですが、赤瀬川さん愛用の椅子の前と
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トマソン芸術のひとつ「四谷純粋階段」のパネルの前だけ撮影可でした。
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愛用の椅子、高級家具の椅子のデザインが、新居の中で、どうにも気に食わなくなって、原平さん自ら、塗装を削って仕上げたのだそう。原平さんらしいエピソードです。
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展覧会は、12/21まで。
赤瀬川原平さん、(及び尾辻克彦さん)のファンの方には、必見の展覧会です。

文学館の階段の窓、カラフルで素敵でした。
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町田も多くの文学者にとって深いかかわりのある場所。
「武相荘」にもまた、行ってみたいな。ニラハウスも観ておきたいな・・・。
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ホールでは、「三浦しをん」さんの「まほろ駅前狂騒曲」の展示が。
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展覧会を観終わった後、ぐるっとパスの無料対象施設でもある「国際版画美術館」へ立ち寄ってみました。
途中出会った「金平糖」みたいなの!名前わすれたけんど、これ大好きです。
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訪問した時は、大展示室の入れ替え時期で、「マックスリンガーの銅版画」だけ観ることができました。
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今は、「全国大学版画展」を開催しています。こちらの展示は、観覧無料とのこと。
面白そうです!
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今年は、3月に水丸さん、10月に原平さん、11月に健さんと文太さんと大好きな方々が亡くなられてしまいました。

原平さんの新改さん、読み返しています。
展覧会に生原稿もありました。最初の題は違ってたようです。ッ是非、展覧会でご確認ください。

新解さんの謎 (文春文庫)

新解さんの謎 (文春文庫)

  • 作者: 赤瀬川 原平
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫




新解さんの謎 (文春文庫)

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  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/04/10
  • メディア: Kindle版




路上観察も面白かった!

超芸術トマソン (ちくま文庫)

超芸術トマソン (ちくま文庫)

  • 作者: 赤瀬川 原平
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1987/12
  • メディア: 文庫




路上観察学入門 (ちくま文庫)

路上観察学入門 (ちくま文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 文庫



宮武外骨も観ておかなければ・・・

学術小説 外骨という人がいた! (ちくま文庫)

学術小説 外骨という人がいた! (ちくま文庫)

  • 作者: 赤瀬川 原平
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 文庫



中古カメラのイラストは、実に綺麗でした。

中古カメラウィルス図鑑―赤瀬川原平のカメラコレクション (Shotor Library)

中古カメラウィルス図鑑―赤瀬川原平のカメラコレクション (Shotor Library)

  • 作者: 赤瀬川 原平
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本




中古カメラあれも欲しいこれも欲しい

中古カメラあれも欲しいこれも欲しい

  • 作者: 赤瀬川 原平
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1999/02
  • メディア: 単行本



ニラハウスの建築記録「吾輩は施主である」も面白かった!
藤森作品もユニークで大好きです。

我輩は施主である

我輩は施主である

  • 作者: 赤瀬川 原平
  • 出版社/メーカー: 読売新聞社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 単行本




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コメント 7

icarus

広島でもやって欲しいです。
by icarus (2014-12-12 00:49) 

ryo1216

icarusさん、コメントありがとうございます。
赤瀬川さん、小中学校が大分、僕の地元だったようでした。時期的に重なっていませんが、同じ風景を観たかもしれないなと、なんだか親しみをもってしまいました。原平さんと水丸さんの著作を、このところ読み返しています。
by ryo1216 (2014-12-12 01:14) 

ふゆん

ビジュアルも文章もいけるステキな人だよね。
亡くなられたの知らなかったー!
さいきんだ。
トマソン的なモノ横浜の旧い建物にも多くて好きな考え♪(・∀・`)

安西さんの「アトランタの案山子、アラバマのワニ」とゆー本が好きです(・∀・`)

by ふゆん (2014-12-12 04:38) 

ふゆん

あ。あのお花は金平糖ってゆーんだねー!
かわいいお花だよね(・∀・`)
by ふゆん (2014-12-12 04:39) 

ryo1216

ふゆんさん、コメントありがとうございます。
原平さんも水丸さんも、絵も文も素敵だね。
水丸さんの「アトランタの案山子・・・」、今読んでる「地球の細道」に出てた。
フォークアートのおじさんたちのお話、読みたいなぁ・・・。
アマゾンにも図書館にもなかったです。

「金平糖」、僕が勝手にそう呼んでるだけです。正式名称は、なんだか憶えられない長い名前だったような・・・。すまんです。
by ryo1216 (2014-12-12 22:59) 

prin4795

三浦しをん

何でも呼び捨て!失礼

手書きなんだ!文字可愛いかあ♪!
(博多弁の、アクセントで)
by prin4795 (2014-12-13 03:09) 

ryo1216

prin4795さん、コメントありがとうございます。
作家さんの手書き文字、それぞれの特徴があって、眺めるの大好きです。
三浦さんの文字は、ちょっと意外な感じで、面白かったです。
by ryo1216 (2014-12-14 00:31) 

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