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旧白州邸「武相荘」訪問 2009.10.31 [旅行]

白州次郎・正子夫妻の住居「武相荘」に行ってきました。
場所は、東京・町田。最寄り駅は小田急線の鶴川です。駅から歩いて15分位のところになります。
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旧白州邸は、1942年に、白州夫妻が戦況の悪化による空襲や食糧難を予測して、当時の鶴川村の農家を購入し、転居したところです。
白州夫妻に関しては、ブームというくらい、様々なところで語られていますので、皆さんご存知でしょうが、
鶴川の家を購入した時、白州次郎は38歳、退職金をつぎ込んで購入したそうです。
38歳にして、隠居し、終戦までは、農作業に勤しんだなんて、終戦後の活躍も含め、まさにかっこいい男です。
イギリス留学中は、ベントレーを乗り回し、帰国してからは、ゴルフに熱中し、晩年までポルシェを駆っていたらしい。
白州正子さんも、「能」「民芸」「骨董」などの分野で異彩を放ち、彼女を取り巻く「青山二郎」「小林秀雄」なども、とても興味深い人たちです。彼らも登場する彼女の多数の著作は、どれもおもしろいです。
(以前、世田谷美術館で開催された「青山二郎の眼」展は、とても痛快でした。http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/sp_detail.php?id=sp00137

武相荘は、2001年から公開されています。
門を入ると石畳の先に茅葺の母屋があり、「牛が住んでいた」土間を改築したリビング、囲炉裏端、座敷、正子さんの書斎、ダイニングルームなどを見ることができます。季節に応じて、食器や着物などの遺品が各部屋に展示されています。
書斎の空間は、まさに憧れの空間でした。
離れの「お茶処」では、抹茶やコーヒーなどを食せます。予約するとお弁当も食べることができるそうです。ここで供される器もよかったです。黒楽茶碗で供された抹茶もおいしかったです。この場所は、「二郎さんの工作室」だったところだそうです。
調度品や庭に配置されている品々など、彼らの美意識があちこちに感じられる気持ちのいい空間でした。

パンフレットとチケット
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入ってすぐの休憩所です。
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建物の中は撮影不可なので、写真は、外だけ
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母屋の入り口
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母屋から納屋みたところ
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庭の先の散策路
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庭の藤棚に咲いていた西洋朝顔が綺麗だったので、思わずたくさん撮ってしまいました。
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同じ構図を「ノクトンレンズ」で
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朝顔! 朝顔! 朝顔!
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庭の金魚
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庭先の竹林も見事
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調度品の数々にセンスが溢れています。
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ショップでは、ポストカード、書籍のほか、お皿などの骨董品も購入することができます。
今回は、年代ものも「醤油さし」を購入しました。定番の「キッコーマン」からバトンタッチです。
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とにかく、とても素敵な空間です。
散策路の先にある住居も素敵でした。
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