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ニューヨーク旅行 その8(2日目No.2) グッゲンハイム美術館 [ニューヨーク]

ライト設計のグッゲンハイム美術館は、メトロポリタン美術館からセントラルパーク沿いに北へ徒歩5分くらいのところにあります。

おお、見えてきました。本物に会えました
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到着です!
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日本のライトの建築は、旧帝国ホテルが有名ですね。今年の夏に愛知県犬山市の明治村に移築されたホテルを見に行きました。帝国ホテルは1923年に竣工ですが、NYのグッゲンハイムの竣工は、ライトの死後半年後の1959年です。グッゲンハイムの設計をライトに頼まれたのが1943年、グッゲンハイム本人が建築を設計案を受け入れたのは、1949年とのことで、竣工まで構想から16年もの歳月を要したことになります。あまりに斬新な建造物だったので、ニューヨーク市当局が建築許可を渋ったとのことです。帝国ホテルも設計を始めたのが1913年で、大幅な予算オーバーで経営陣と衝突し、竣工前に日本を離れたそうです。近代建築の三大巨匠に数えられるライトですが、プライベートでもいろいろあった方のようです。
ちなみに三大巨匠の中では、コルビジェが一番好きですね。
ライトの作品の中では、展覧会や写真でしか見たことがありませんが、カウフマン邸(落水邸)が一番好きです。グッゲンハイムは、二番目に好きな作品です。
グッゲンハイムは、基本的に写真撮影はNGなので、写真は外観とロビーの吹き抜けのみです。天窓が綺麗でしたね。

天窓と吹き抜けです。
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収蔵品に関しては、20年くらい前でしょうか、池袋の西武美術館で「グッゲンハイム美術館展」に訪れたときに、すごく良かったので期待してましたが、当日は一部改装中で展示物も限られており、一回りするのにそれほど時間はかかりませんでした。
建築的には斬新で50年前の作品とは思えないほどモダンです。ただし、美術館としては少し?だと感じました。展示スペースは、吹き抜けに沿った螺旋状の部分の壁面と、各階に隣接した展示スペースなのですが、そのため鑑賞は、細長い廊下の壁の作品を眺めるという構造になってしまいます。螺旋部分は、フラットではないため、ゆっくり鑑賞するという感じにはなれないし、作品との距離のとり方も制限されています。展示スペースもそれほど広くないので同様です。また、構造上、自由に回遊するといった見方がしにくいです。例えば、最初に見た作品をもう一度みたい場合に移動距離が必然的に多くなるのです。僕は、美術館や博物館では、一度、ぐるりと一回りして気に入った作品に戻ってじっくり眺める、その作品を近くからと少し離れた位置から眺めてみるといった見方が好きなので、直線的な鑑賞しかできないのは、正直好きになれませんでした。以前、池袋で見たときは作品の印象がすごく強かったのですが、今回は建物の印象しか残ってないくらいです。
同じグッゲンハイムでも、ベネチアにあるベギーは、小さいながらとても居心地のいい場所でした。(東京で言うと原美術館や庭園美術館のような感じでしょうか。)
一方、ミュージアムshopは、それほど大きくはないですが、オリジナルグッズが充実していて楽しかったです。

さらば、グッゲンハイム美術館
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次は、セントラルパークを挟んで丁度反対側にある自然史博物館を目指します。

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